本日から夏季休暇いただいております。
そこで普段とは違った手間のかかる記事を書いてみることにしました♪
以前、お湯シャンを始めたという記事を書きました。それから、大学時代の研究テーマに関する記事の中で平安時代には洗浄料として小豆を使っていたということに触れました。
そこで、平安時代のシャンプーを再現してみることにしました!
延喜式という平安時代に編纂された律令の細則です。まぁ、よくわからないですよね。とにかく結構公式文書って感じのものなワケですね。その第36巻に「小豆三升。澡豆料」と書かれています。
そしてこの「澡豆料」ってやつが、小豆の粉を炒ったものだそうです。以前の記事にも書きましたが、小豆にはサポニンという成分が豊富に含まれており、これが泡立つとのこと。また、サポニンはシャボンと同じだそうです。シャンプーとしてかなり期待できますよね♪
とりあえず、小豆を砕けばよいワケですね!
やってみましょう!
平安時代なんだから、きっとすり鉢かなにかで、細かくしたハズですよね?早速、必要そうなものを買ってきました。
では、すり潰してみましょう♪
10分経過……
一向に進展している気配がない(><;
もしかして、石臼ても使ってたんか!?今さら確認のしようもないですケドね
かくなる上は……
伝家の宝刀・フードプロセッサー!!!
基本が1分となっているので、とりあえず1分間稼働させてみると……
手強過ぎねぇ?
とりあえず5分間、続けてみた。
お、ここまで来たら、すり鉢でいけるんでない?
……硬っ!!
無理無理無理無理。
……と、悪戦苦闘していたら、嫁が「小豆の粉作るなら、先に30分ほど炒っておくんだって~」とのこと。
先に言えよ(><;
炒ってみました。
そして、再度フードプロセッサーにかけてみたけれど……
変わってなくね?(^^;
仕方ないので、粉末になった部分だけを使うことにしました。
で、やっとやっとの完成!!!
疲れた……。
作り始めてから、すでに2時間以上経っている(><;
では、使ってみましょう。
汚いモデルでごめんなさいm(__)m
てか、それはさておき、泡立ってなくね?(T-T)
諦めて流し始めると……小豆の粉末がなかなか落ちない(^^;
洗い終えるのにえらく時間がかかりましたとサ。
シャンプーとしてはかなり微妙でした。でも、実は残った分で、全身洗ってみたのですが、意外にさっぱりとしました。小豆の繊維がイイ感じで、特に洗顔料としては優れているように感じました。(スクラブ洗顔な感じ)
それにしても、シャンプーとして微妙だったのは、個人的にはすごくショックですね。この記事を書きつつまだ髪の間に小豆の粉末が残っているような感じがします。
できれば、粉末を完全に取り除いて使用するべきだったのかもしれませんね(^^;
と、ここまで書いてみて、リベンジしたくなってきましたw方針としては下のどれかですかね。
次回、こうご期待!!!(当分やりませんがw)
初めまして、こんにちは~。
『陳宝祠』という中国の伝奇もの?を読んでいたら、「澡豆」という言葉が出てきたので、何だろう?と検索してみたら、こちらの記事がヒットしました。
小豆を相手に格闘の末、勝敗の行方が分からないラストに楽しく読ませて頂きました。
こちらが、澡豆を描いた一節です↓
“「此方で澡豆おゆをさしあげます」
痩せた男は一室の扉を開けて入った。
杜陽は自分の頭では何も考えられないので、彼の言うなりになって室へやの中へ入った。
少年の一人が瓶に湯を盛って待っていた。
「お湯の加減はよろしゅうございます、どうかお使いくださいますように」
そう言ってから少年は出て往った。
もう痩せた男もいなくなって杜陽は独りになっていた。彼は汚れた上衣を脱いでとろとろした湯で顔を洗い、汗になった肌を拭った。”
この文中に、「とろとろした湯」とありますが、恐らく豆から出るデンプンでとろとろしているのかなぁ?と、キズキさんの記事を読んで思いました。
今後の方針の中に、
サポニンを抽出するとありますが、もしかしたら、小豆を茹でた汁や、茹でた小豆をすりつぶしてスープ状にのばしたものを作ってみたらイケるのでは?と考えました。
是非、挑戦してみて欲しいです。
3年前の記事にまさかの長文のコメントありがとうございますm(__)m
完全にスルーしていました(^^;
最近、完全にサボっている中、澡豆に再チャレンジはハードル高いですね(T-T)
まず、少しはブログの更新をするところから始めないと……