タイトルは序章に書かれていた言葉なんですが、この本に書かれている21個のルールよりも、僕にとってはこの序章が一番面白かったです。
改めて明言され、自覚的にルールを守る生き方を取ろうとしなくても、ほとんどの人が自分の作ったルールのおかげでラクをして生きているように思います。
例えばですが、朝起きて、「ご飯を食べる」「着替える」「歯を磨く」この3つの順番を最善の順番を毎朝検討していたら、疲れ切ってしまいます。毎日決めた順番通りにこなすだけなら、まったく考える必要もないし、ラクですよね。そして、ほとんどの人はこれを毎朝同じ順番でこなしているのではないでしょうか。
ラクに生きようと思うなら、決めたルール通りに行動するのがてっとり早いということに、まずは自覚的になる必要があります。
物事を決める時に情報を取得して、最善の選択をするというのは、物凄くエネルギーのいることです。本のタイトルの言葉を借りると、コスパが悪いということでしょうね。
前述した朝の例で考えても、毎日毎日朝から現在の状況を把握し、考えられる順序を洗い出す。3つの並び替えなので、3の階乗となり6通りの順序があります。その後、季節や気温などの外的要因、体調や機嫌などの内的要因を分析し、最善の順序を決める……こんなこと毎日やってられませんw
そこでルールが登場するワケですねw
「ご飯を食べる」「着替える」「歯を磨く」この順でやると決めてしまえば、何も考えずにやるだけです。むしろ他の事を考える余裕だって出てきますw
さて、冗談みたいな例を挙げてしまいましたが、本書ではこんなヘンテコな例はありませんので、ご安心くださいw僕がちょっと暴走してしまっただけですw本書ではちゃんと、日常生活で役に立ち、抱えているストレスを減らせるルールばかりが21個紹介されています。
もちろんどれも役立てていくつもりですが、それにとどまらず、細かい自分ルールを作りまくって、それ通りに行動していけば、もっとラクになれるなぁ……なんてことを思いました。
そんな思惑があり、この本の序章によって、自分にとって、「ルール」が人生をラクにしているということに自覚的になれたことが、一番のプラスだった!と、思うワケです。
さて、どんな自分ルールを作りましょうか。
一家の大黒柱かつ安月給のサラリーマンとしてお金のルールを決めるというのは重要なポイントのように思います。
ちなみに無意識的にではありますが、「子供には金をかけるが、嫁には金をかけない」ってルールに従っているような気がしつつ……嫁にストレスを与えております。
改善せねば、離婚の危機につながりますね(^^;
別のよさげなルールを考えて導入したいところですw