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またもBittrexにDEX(分散化が取引所)関連の仮想通貨が上場しました!
先月の0x上場の時もビックリだったのですが、またもDEX関連の上場で、本当に驚きました。
昨年のBitShares上場廃止などもあり、取引所とDEXは相性が悪いとばかり思っていたので(^^;
普通に考えて、DEXに人気が集まれば集まるほど取引所の取引量は下がるはずなので、Bittrexとしては、DEXなんてない方が良いハズですよね。
そこらへんの事情を踏まえて、LRC(Loopringループリング)を紐解いていきましょう。
さて、公式サイトの説明を読むと分かりますが、Loopring自体は単独で分散型取引所を作るためのプロトコルではないようです。
多くの大手取引所では取引所ごとに価格差があり、どこで売買するのがベストなのか、その瞬間ごとに違っています。
Loopringは、もっともお得に買え、もっともお得に売れる取引所を計算して売買してくれるプロトコルを提供してくれます。
しかも、その命令のみをやり取りし、実際の仮想通貨は自分のウォレットで管理しておき、後から入金すればよいという柔軟な設計がされています。
実際の取引自体は取引所で行われるので、これだとBittrexも損をしないワケですね♪
しかも顧客の財産を預かるリスクまで低減できてしっかり手数料を取れるワケなので、上場されるのも納得がいきます。
お得な取引所を選択してくれる際、当然のことながら、自分の取引したいボリュームに取引所のボリュームが追いつかないときがあります。
これについても取引内容を細かく分解して、もっとも良い方法で取引をしてくれる仕組みが採用されます。
分かりにくいので、ちょっと具体例を挙げておきます。
例えば、自分が10ETHを売りたいとします。
Bittrexでは1,000ドルで10ETHを買いたい人がいて、Cryptopiaでは1,010ドルで1ETHを買いたい人がいるとします。
こういった場合にLoopringのプロトコルで10ETHを売却すると、その注文は分解されてBittrexで9ETH、Cryptopiaでは1ETHが自動的に売却されます。
こんなのが一般的になったら、取引所を取り巻く環境が一気に変わりますよね!
個人的にLoopringの将来を決めるのは取引の早さだと思っています。
coincheckの問題などで、取引所の危険性が取りざたされていますが、依然として安全なDEXよりも大手取引所に人気が集まるのは、以下の2つの問題があるからです。
最近注目を浴びてきているDEX系のプロトコルは流動性の低さに関する解決は100%といえるくらいしっかりしたコンセプトがあるように思います。
しかし、依然として処理の遅さに関する解決はなされていません。
(※0xなんかもオフチェーンとブロックチェーンを組み合わせて、既存のDEXより早くなることをうたっていますが、中央集権型の取引所の速さと比べると見劣りすることは間違いないと思います。)
もし、Loopringがこれを解決し、スキャルピングができるくらいの速度を持てば、かならず人気が出るでしょう。
どの程度のサービスレベルになるのか、今後の発展に期待ですね♪
公式サイトはこちら ⇒ loopring.org