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先週末にBittrexに仮想通貨VEE(BLOCKvブロック)が上場しました。
上場したからにはどんな通貨か気になるところ……と思い、公式サイトを見ると、「Experiential Economy(経験的な経済)」とか「DIGITAL OBJECTS WITH SUPERPOWERS(ものすごい力をもったデジタルオブジェクト)」とかイマイチよく分からない部分が多かったです(^^;
公式サイトを見て、国内の詳しい人のサイトを見てもよく分からず、ホワイトペーパーには断念し……w海外のインタビューサイトを見てようやく、目指しているものが分かってきたので、それについて書いてみようと思います。
若干シュールに感じるかもしれませんが(^^;
この仮想通貨について調べると、「VRとブロックチェーンの融合」とか「デジタルオブジェクトとブロックチェーンを合体させる」といった言葉に当たることが多いです。
どちらも間違ってはいませんが、なんだかこの通貨のコンセプトの外側だけをなぞっている感じがします。
前者を読んで、「VRって、あの動画が360度3Dで見えるあれのコトかい?」なんて思うと、理解不能に陥ります。ここでいうVRとは「virtual reality(仮想現実)」それ自体を指しています。
また、後者を読んでブロックチェーンを利用してデジタルグッズをやり取りするだけの通貨だと思うと、なんだか陳腐なコンセプトに感じてしまいます。
BLOCKvが提供を目指すのはvAtomsというデジタルオブジェクトとそれを構築するためのツールや開発環境です。
BLOCKvについて理解するためにはまずvAtomについて理解する必要があります。
簡単に書いてしまうと、vAtomsはデジタルオブジェクトであり、ブロックチェーンのトークンであるということです。
BLOCKvは今のブロックチェーンの状況をインターネットに例えると、ブラウザ開発以前の状態だと言います。ブラウザが開発される前、インターネットはただ単にテキストだけをやり取りするだけのものでした。
現在の仮想通貨は通貨の名前と略称だけがあり、それをやり取りしているだけだというワケですね。BLOCKvはこの仮想通貨のトークンをデジタルオブジェクトにしようとしているワケです。
それは写真でもいいし、音楽でもいいし、動画でもいいし、3DCGでもいいし、それらすべてを含むものでもいいワケです。とにかくそういったデジタルオブジェクトそれ自身がトークンとして発行できることを目指しているのです。
仮想通貨のトークンは経験できるものに変わるワケです。公式サイトのトップに掲げられている「Experiential Economy(経験的な経済)」とは、そういうことなんですね。
なんだか僕みたいなおっさんにはシュールに感じられて仕方がないです(^^;しかし、ブラウザが開発される時代以前にインターネットを使っていた人にとっては、現在のインターネットは想像できないものだったでしょう。
BLOCKvはそういった新しい世界を切り開こうとしています。
BLOCKvの提供するツールについて公式サイトに、開発者は経済を開発できると書かれていました。例えば動画など、価値のあるvAtomsを作れば売れるというのは分かりますが、経済を開発するとはどういうことでしょうか?
ちょっと僕なりの解釈を加えて解説してみます。
例えば、「ポケモンGo」を考えます。
様々な機能を持つ「ポケモンGo」の世界は様々な価値の存在する「経済」ということができます。
なぜならこの「経済」の中には「ピカチュウ」や「ミュウツー」など様々なトークン(vAtoms)が存在しているからです。
「ポケモンGo」にはトレードの機能はなかった気がしますが、ここにトレードの機能を実装してやると、価値の交換(時にはRMT)が生まれ、そこにはまさに経済が生まれることになります。
さて、BLOCKvのICOで発行されたVEEの使われ方についても少しふれておこうと思います。
これは開発者への報酬やクリエイターへの報酬として支払われる予定となっています。
せっかく面白い仕組みでも参入者がいないと面白くならないですもんね。
コンセプトは本当に面白いですが、実現の可能性、普及の可能性など、あまり想像できません(^^;
vAtomsが必要なものなのか、僕にはなんとも言えません。僕はたいして欲しくないですw
でも、いわゆるイノベーションと呼ばれるようなものって、既存の価値観の先にあるものですよね。
5年後の僕は欲しがっているかもしれませんしねw今後の発展に期待ですね♪
公式サイトはこちら ⇒ blockv.io