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彼はバサナイを忘れない。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥って話。

唐突にバナナの記事ばっかり書いている理由はこちら ⇒ サル並みの思考力になった僕はバナナの記事を書く

 

僕が自称旅人をしていた頃、沖縄のホテルの厨房で働いたことがありました。「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」とかいう長ったらしい名前のホテルでしたが、東シナ海に突き出た万座岬の半島にあり、ホテルから万座毛という名所の見える最高の立地のホテルでした。

自称旅人時代に働いた万座ビーチのホテル

まぁ、仕事中は厨房の中にいるワケで、海が見えるワケでもなく、沖縄料理を出すということと職場の同僚の名前が沖縄風(当然かw)だということ以外に取り立てて、面白いことはありませんでした。その時の副料理長はとてもお話し好きの方で、面白い話を聞きました。

少し前に、入ってきた新人がえらく真面目なやつだったらしく、職場のロッカーにフランス語の辞書を持ち込み、先輩の指示でわからない言葉があると、すぐに辞書で調べるようなやつだったそうです。

実は、こういうしっかりしたホテルの厨房では、フランス語の指示が出されることって多いんです。僕的にはエセフランス語って思ってるんですけどね(^^;

例えば……「ジュリアンを作っておいて」とか「コンカッセを作れ!」とか「メランジェしておいて」とか「ブランシしておいて」とかとかとか。

そんなワケで真面目な彼は何か指示されるたびにフランス語の辞書を引いていたワケです。ある日、副料理長が「バサナイを持ってこい!」と指示を出しました。彼は「わかりました!」と応え、すぐに辞書のあるロッカーへ向かいました。そして、いつものように辞書で「バサナイ」を調べることに。ところが、「basanai」を調べても「vasanai」を調べても一向に見つからない。焦った彼は違うスペルの可能性や聞き間違えた可能性などを考え、何度も何度も調べました。

 

一方その頃、副料理長は彼が帰ってこないことにイライラしていました。すぐに「バサナイ」が必要なのになかなか帰ってきませんでした。そして、副料理長は自らストッカーに「バサナイ」を取りに行きました。目の前に「バサナイ」があるにも関わらず、そこに彼の姿はありません。「本当にどこに行ったんだろう?」真面目な彼がサボっているとは、考えにくかったようです。

厨房に戻るとそこには、フランス語の辞書を持った彼がいました。「どこに行っていた?」と副料理長は聞きました。彼は一言、「どうしても『バサナイ』がわからなくて……」と言い、フランス語の辞書を差し出したそうです。

副料理長は「お前、バカだなぁ。『バサナイ』はフランス語じゃなくて、琉球方言サァ」と言って、バナナを差し出したとサ。

まぁ、何でもかんでも人に聞かずに自分で解決しようというのは、時と場合によっては重要なことですよね。考えて答えを出すべき問題を毎回、人に聞いていたら、何の成長もありません。でも、知ってるかどうかだけって単純な問題ならサクッと聞いて、1回で覚えるのが一番ですね。(今なら、スマホ持ち込んで、検索するのが早いかもしれませんケドね)

まぁ、同じ質問を何度も何度もするような人もいますが(^^;

彼はきっと一生「バサナイ」を忘れることはないでしょう。

自称旅人をしていた時、こういう言葉の壁ってほど高くない言葉の柵くらいの面白い話に出会うことが結構ありました。

沖縄の場合は言葉の塀くらいの高さがあった気がします。もう一つ、沖縄で面白いのは、お年寄りと若者がまったく異なる(ように聞こえる)言葉で会話をする光景です。お年寄りは琉球方言で話していて、若者は標準語ではなしているというだけなのですが、ナイチャー(内地から来た人)からすると、まるで英語と日本語で会話をしているようで、すごく不思議に聞こえます。

……また、旅人生活したいなぁ(^^;

 

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