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FoldingCoinを発行している団体はFolding@homeというシステムを2000年より稼働していました。医学に関する仮想実験を分散型コンピューティングで行うことを目的としたシステムでした。
ビットコインに関する最初の論文が2008年であることを考えると、遡ること8年です。
ただし、当然のことながら、その段階ではFoldingCoin自体は出来ておらす、純粋に経費のかかり過ぎる医学シミュレーションを分散処理しようという趣旨のものでした。
当時は報酬もなく、完全なボランティアでした。しかし、パソコンだけではなく、プレーステーション3なんかも使用出来るようにしていたらしく、相当な成果が上がったようです。
そして、現在にいたり、仮想通貨の登場により、FoldingCoinという形で報酬が与えられるようになりました。
「Folding@home」という名前、なんだか変ですよね?直訳すると、「自宅で折りたたみ」という感じでしょうか?
実は、ちゃんと意味があります。世の中にはタンパク質の折りたたみ異常が引き起こす重大な病気があるんです。これがどのようにして起こるのか、実はまだまだ不明なことが多いのです。
これを大がかりな計算を用いて仮想的にタンパク質を折りたたむことは、この病気の発生の原因を知るために重要なことなんです。
なので、実験の内容はまさにタンパク質を折りたたんでいたワケです。沢山の人が自宅のパソコンの一部を貸して、せっせとタンパク質を折りたたむ……。
まさに「自宅で折りたたみ」だったワケですねw
タンパク質の折りたたみ異常が引き起こす病気と言えば、人間としてはクロイツフェルト・ヤコブ病があります。発症すると1年ちょいくらいで死にます。治りません。
でも、人間の病気以上に有名なのが「狂牛病(通称)」です。およそ15年前に大流行しました。ある程度の年齢の方は覚えていらっしゃるのではないかと思います。(正式には、牛海綿状脳症とかBSEとか)
原因となったのは、牛の肉骨粉(にくこっぷん)ではないかと言われています。でも、本当に不思議な病気です。ウイルスや菌などが関与することはありません。
正常に折りたたまれていれば問題ないハズのタンパク質が変な形に折りたたまれているがために、神経系がやられるというのは、なかなか想像しがたいものですね。
正直なところ特徴はありませんw
通貨としてはいたって手抜きだと言って間違いないでしょう。
でも、メインの実験がしっかりしていれば、通貨としての機能は手抜きでもまったく問題ないですよね?
Bittrexで取引できるので、売って、別の通貨を買えば良い話です。
通貨としては、単純にカウンターパーティーで作った独自トークンのようです。このため、ビットクリスタルなどと同列のもののようです。
ちなみに、Folding@homeでタンパク質の折りたたみシミュレーションに参加した場合の報酬として、ビットクリスタルも選べるようです。
公式サイトを見ると、他にも選べる通貨があるようです。
今、僕はお遊び程度に自宅のパソコンでマイニングをしています。最低引き出し額まで到達したら、今度はFolding@homeをやってみようかな……なんて思いましたw(マイニングに関する記事はこちら)
FoldingCoinの公式サイトはこちらです ⇒ foldingcoin.net