(こちらの記事もオススメです ⇒ アフィリエイトでネットワークビジネス商材は使える?)
なんだかんだ一年と少し続いていまして、ずいぶんと知識や経験が溜まってきたので、知れば知るほど面白い仕組みでしたので、少し記事を書いみることにします。
ぁ、このブログでガンガン勧誘してやろう!みたいな意思は全くないので、ご安心ください(^^b
この記事ではネットワークビジネスの似ているところと違っているところを印象・法律・実態の3つの視点で書いて行きます。
特に実態についてはここのところ見かけた面白い事例を紹介しますので乞うご期待ですw
さて、タイトルを読んで見て、「どこが?」と思われた方もいれば、「分かる!」と思われた方もいるハズです。
全くどちらもやっていない人からすると、両方とも得体の知れないものです。どちらも「商品を誰かに売りつけて儲ける仕事」なんて身もふたもない意見をお持ちの方もいるかもしれません。
実はそれ自体は合っているんですよね(^^;
ネットワークビジネスもアフィリエイトもマーケティングやセールスに関する分野の仕事です。
Point
ネットワークビジネスもアフィリエイトもマーケティングやセールスを行う仕事
一般的なアフィリエイトをされている方にとっては、ネットワークビジネスは全く別のものに感じることでしょう。
アフィリエイトは自宅でパソコンの前で独り寂しく、毎日毎日地道な作業をコツコツと積み上げていく仕事。ネットワークビジネスはたくさんの大きな会場にたくさんの人を集め、催眠商法のようなことを行う派手な仕事。
これも一側面では正しいでしょうね。僕も5年前にはそう思っていました。
しかし、知り合いからドテラというエッセンシャルオイルのネットワークビジネスに誘われた際、ネット上で詳しく調べているとアフィリエイトのようなリンクを発見しました。その時に別の側面の存在を知りました。
一般的なネットワークビジネスは確かに会場でのセミナーを必要とするものです。しかし、一部ではアフィリエイトのような活動が可能なのです。(だからと言って迂闊に手を出さないで下さいね……法律的な問題があります)
また、アフィリエイトはマーケティング、ネットワークビジネスはセールスと思われている方も多いかもしれません。
歴史的に見るとこれは確実に正しいです。
ネットワークビジネスの源流をたどると、訪問販売につながります。訪問販売に気の利いた報酬の仕組みを取り入れたところ、販売・勧誘の手法が発達し、今の形になったという流れです。1934年、アメリカのカリフォルニアビタミンという会社(現在のニュートリライツ・プロダクツ)だと言われています。
ただし、ネット上に紹介用のリンクが存在している以上、現在では完全にセールスだけのビジネスモデルだとは言えないでしょう。
対して、アフィリエイトはそもそもインターネットの出現と同時に発展したビジネスです。コンテンツマーケティングができなければ、成功はあり得ません。
多くの一般的なアフィリエイターはマーケティングだけをしている人が多いでしょう。ただし、オプトインアフィリエイトとなると、セールスの能力が必要となってきます。
アフィリエイトって何?これに尽きますw
amazon、楽天市場、メルカリ、ヤフオクなど、インターネットによる買い物は便利です。もし、ネットワークビジネスに誘われたら、必ずamazon・メルカリ・ヤフオクはチェックしてください。定価よりも安く売っていることがよくあります(^^;
そんな状況の中、ネットワークビジネスをされているのはどんな方が多いのか?それはITオンチな方ですw失礼な書き方ですいませんm(__)m
でも、やはりそういう傾向はあります。
ただし、上で、リンクの存在について書きましたが、インターネットを用いてネットワークビジネスをされている方もいます。
この場合は当然事情が変わってきます。こういう方たちは、これまではアフィリエイトの手法であった技術をネットワークビジネスに転用しているということもできます。
このように見ていくと、アフィリエイトとネットワークビジネスの違いはほとんど無いようにも見えます。
とりわけ、インターネットの発達とともにネットワークビジネスがアフィリエイトに似てきているように思います。
アフィリエイトであれ、ネットワークビジネスであれ、始めた後、どんな手段・方法で活動していくかは人それぞれと言ったところでしょうか。
そして、どちらも似たような手段・方法をとることができます。
Point
ネットワークビジネスもアフィリエイトもやり方次第
さて、ここまではざっくりとした印象の話を書いてきました。ここで一度法的な話をしておきます。
ネットワークビジネスとアフィリエイトは法律上は全く違うものです。
ネットワークビジネスは連鎖販売取引として特定商取引法で規定されているものです。
正確な定義はややこしいのですが、アフィリエイトとの大きな違いを簡単に言ってしまうと、紹介をして稼ぐ本人も商品を購入しなければならないということです。
法律上、これを特定負担と言います。
これに対して、報酬を特定利益と言うのですが、特定利益を得るための条件として特定負担が存在しているのがアフィリエイトとの大きな違いです。
ネットワークビジネスの勧誘活動はこの法律により、厳しく制限されています。
「ネットワークビジネスとアフィリエイトは法律的には全く違う」ということ自体は正しいのですが、そこで思考停止してしまうべきではないように思います。
法律というものは完璧なものではありません。抜け道や判断の取りづらい事例が存在します。
注目すべきはネットワークビジネスの商品を紹介するだけでは連鎖販売取引をしたことにはならないという考え方です。
自分と同じようにネットワークビジネスをする人を勧誘すると、完全に連鎖販売取引に該当し、特定商取引法の適応を受けます。
ただし、単純に商品を紹介するだけの場合、購入者には特定利益は存在せず、特定利益を得るための特定負担も存在しないため、連鎖販売取引には該当しないと考えることができます。
実際の判例は見つけ出すことができませんが、おそらくこれは正しいと思われます。
根拠を挙げます。
ネットワークビジネスを営む多くの会社が規約として、不特定多数を対象としたビジネス会員の勧誘活動を禁止しています。実質的にインターネット上での勧誘活動は不可能です。
しかし、規約にも商品の紹介については触れていないことがあります。
そして、上述したような紹介リンクが存在しているケースもあります。
もっと確実な例として、モデーアという会社を挙げておきます。この会社はもともとニューウェイズという名前で、その当時はいくつか事件を起こしたことでも有名な企業です。
会社名の変更とともに過去の印象を払拭し、従来のネットワークビジネスの仕組み以外にソーシャルリテールという商品の紹介による報酬体系を作りました。
ソーシャルリテールの仕組みはほぼアフィリエイトと同様のものです。
これらのケースを見ると、ネットワークビジネスの会社の商材でもアフィリエイトができると見ることもできます。
Point
法律的には違うものでも仕組み自体は似ている
上で、ネットワークビジネスがアフィリエイトに似てきているということを書きました。
ネットワーカーに比べ、アフィリエイターは格段にITスキルが高いです。
ネットワークビジネスがアフィリエイトに似てきているのは、この手のITスキルの高い人材が、ネットワークビジネス業界に流入しつつあるのかもしれません。
または世間一般のITリテラシーの向上とも見ることができるでしょう。
ネットワークビジネスの勧誘自体にインターネットを活用することはなくとも、会員間の連絡でメールやLINEを使うことは一般的でしょう。
その延長で、勧誘についてもSNSやLINEを使用するのは自然な流れと言えます。ただし、企業側の規約に抵触する可能性は高いですが。
まず、事情を知る人から見ると、ほぼネットワークビジネスなのにアフィリエイトを名乗る企業を紹介します。
株式会社ADSの運営するアフィリコです。
サービス名だけを見ると、完全にアフィリエイトのASPです。
この会社は自社のサービスをMLA(マルチレベルアフィリエイト)と定義しています。
ご存知の方も多いと思いますが、ネットワークビジネスはMLM(マルチレベルマーケティング)という呼び方もあります。
このあたりの事情が分かる人にとっては、MLAという名前を見た段階で、ネットワークビジネスっぽさを感じます。そして決定打となるのは創業者の方です。
創業者は村井祥亮という方です。この方はこんな本を書いています。
『在宅で稼ぐ! SNS時代のMLM最新テクニック』です。タイトルだけ見て、すぐにネットワークビジネス系の人であることが分かりますね。
ちなみにこの方はワールドベンチャーズという旅行の積み立てを商材としたネットワークビジネスで、最高タイトルを獲得したスゴイ人です。日本で、このタイトルを獲得したのは二人だけらしいです。
アフィリコの報酬の仕組みはほぼネットワークビジネスと同様のものでした。ただし、上述した法律上の特定負担は発生しないようにできています。
このため、アフィリコのサービス自体は法律的にはネットワークビジネスには該当せず、間違いなくアフィリエイトだということができます。
そういうものなので、もちろんアフィリエイトASPとして使用することができます。情報商材・格安SIM・割高なブランド品・旅行の積み立てなど、ちょっと難しめの案件が多かったようには思いますが。
しかし、このサービスまともなアフィリエイトとしてはあまり機能しませんでした。
上でネットワークビジネスであれ、アフィリエイトであれ、結局は使う人次第で様々なやり方ができるということを書きました。
アフィリコ創業者の村井祥亮さんは日本トップクラスのネットワーカーです。
もう、どうなるかは想像に難くないですねw
ネットワークビジネスの人脈を最大限に活かし、多くのネットワーカーを取り込んで、アフィリコは成長しました。
結果、法的にはアフィリエイトでも、活動内容はかなりネットワークビジネスに近いものになるわけです。
ほとんどのアフィリエイターは個人で活動するものですが、アフィリコではグループで活動している人が多くなり、また、グループへの参加条件として特定の商品購入が義務付けられるという特定負担に近い形のものが存在することになりました。
あくまで、特定利益を受け取るための条件としての特定負担ではないため、法律的にはネットワークビジネスとは言えないとは思いますが。
さて、次はアフィリエイト側から見て、ネットワークビジネスに寄っているものを紹介しておきます。
これを考える上で、知っておいてほしいのは、ネットワークビジネスの報酬は一般的なアフィリエイトの報酬よりもはるかに優れているという点です。
(とは言え、特定負担が発生しますので、「報酬が良いからネットワークビジネスをやれ!」って話ではないので、安易に手を出そうと思わないでくださいね。報酬以外の面では法的な縛りもあり、アフィリエイトよりもはるかに難しいと思います)
これについては重要なポイントが2点あります。
まず1つ目、ネットワークビジネスの報酬は紹介したその月だけの収入ではなく、自分の紹介で会員登録した方の購入はその後、永遠に自分の収入になり続けるということです。
アフィリエイトにも似た報酬体系を採用しているASPがあります。LTC(ライフタイムコミッション)やLTV(ライフタイムバリュー)と呼ばれるものです。
これを前面に押し出しているASPとしてはADVackなどがありますが、実際にAdVackに登録してみると、1回限りの報酬にしかならないものの方が圧倒的に多いのが現状です。
継続報酬型のASPは存在しているが、なかなか主流にならないというのが現状なのです。
一般的なASPではネットワークビジネスの会社とは違い、継続報酬の実現は難しいようです。
なぜなら、ネットワークビジネスの場合、商品の製造元と報酬を支払う会社が同一であり、そこにロスが一切ありません。
これに対して、アフィリエイトの場合、商品の製造元(広告主)と報酬を支払う会社(アフィリエイトASP)が違う会社であるために、余計なコストが発生してしまいます。
ただし、情報商材関連のアフィリエイトだけは少し事情が違います。
情報商材業界は販売するためのショップとASPが一体となっていることが多いです。また、商材製造後は作ってしまえば、その後にコストが発生しません。余計やコストが発生しにくく、継続報酬を作りやすいということです。
ただし、そもそもの商材の価値があるのか、賛否両論ある分野なので、これも安易に参加すべきかは微妙なところですが。
続いて、もう1つの重要なポイントは、ネットワークビジネスの報酬は、自分の直接の紹介だけではなく、自分が紹介した人が紹介した人、さらにその人が紹介した人からも利益が発生する報酬体系となっていることがほとんどだということです。
アフィリエイトにもティア制というものを採用しているASPがあります。2ティア制を採用しているASPの場合、自分が紹介した人が紹介した売り上げからも利益を得ることができます。
3ティア制を採用している場合にはさらにその先からも収入を得ることができますが、まともなASPとしては2ティア制までです。
2ティア制を使ってみたいのであれば、BannerBridge・AdMax・infotopあたりを抑えておくと良いでしょう。
他にもありますが、物販を中心とした一般的なASPで2ティア制となると、歴史や広告の種類の豊富さからBannerBridgeが一番だと思います。
Googleアドセンスのようなクリック報酬型のものであれば、AdMaxがベストでしょう。Googleアドセンスに比べ、審査も緩く、また、アダルトサイトでも利用できるというメリットもあります。
最後にinfotopは情報商材系では間違いなく、ナンバーワンのASPで、2ティア制だけでなく、継続報酬型の案件もたくさんあります。
Point
ネットワーカーの手がけるアフィリエイトASPがあれば、ネットワークビジネスのような報酬体系をもったアフィリエイトASPもある。
さて、そうは言ってもネットワークビジネスとアフィリエイトは別物です。
やっぱり多くのネットワーカーたちはせっせとセミナーに通い、アフィリエイターはパソコンの前で独りでこつこつ作業しています。
しかし、両者の間に位置するようなものが存在するのも事実です。
以外に両者は似ているのかもしれないと思う今日この頃です。
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